橋本病と生きています

2016年3月3日「橋本病(慢性甲状腺炎)」判明。診断されるまでの身体の状態とその後の生活を綴っています。現在更年期障害&橋本病とのダブルパンチな生活を送っています。

発病のきっかけと発病までの経過

皆様、はじめましてm(__)m
私は「橋本病」です。
まず最初の記事は橋本病とはどんな病気なのか?とか、
私が橋本病と診断されるまでの経過などお伝えしようと思います。



橋本病(慢性甲状腺炎)は「遺伝」も大きく関係していると聞きました。
私は「遺伝」だと思われます。
3年前に肺炎からくる心不全で亡くなった母は多分橋本病だったのではないかと。
母はとても寒がりな人でした。夏でも半袖を着ている姿をあまり見かけなかった。
夜中に身体の震えが止まらなくなる事がしばしばありました。
そして全身がむくんでいて特に足のむくみは尋常ではなかった。
今になってみればそれが橋本病の症状だったと思います。
病院には通っていましたが(循環器系)多分甲状腺の検査はしていなかった為にわからないままだったのではないかと…


私の発病のきっかけは母の死なのではないかと思います。
橋本病の発病には「ストレス」「過労」もかかわっているらしい。
特に身内や配偶者の死はきっかけになりやすいとも。


最初に身体の異変を感じたのは2014年の春先あたりでした。
手の指先がなんとなくむくむようになった。私は普段手がとても冷たいのですが、手が温かくなると指先がむくんだりする事が若い頃からありました。だからきっとそれだろう、すぐに治まるだろうと思ってあまり気にしていませんでした。むくみの頻度がだんだん多くなっている中、趣味に没頭しはじめ寝る時間が遅くなるようになりました。毎日朝方4時過ぎに寝て9時頃に起きる日々が続きました。


2014年冬、風邪を引いた事をきっかけに「イソジン」でのうがいを日課にするようになりました。橋本病と診断されるまで毎日続けました。この「イソジン」の使用も発病の原因になりました。


2015年夏、身体のむくみが気になりだしました。その頃から体重も大幅に増え始めました。仕事柄、1日中椅子に座っているので運動不足が原因だと思い毎日軽い運動をはじめました。2ヶ月過ぎても体重は減らず益々増える一方。その頃から身体のだるさを感じ寝つきも目覚めも悪くなりはじめていました。よく眠れるように毎日お酒を飲むようになりました。その後も身体のむくみはどんどんひどくなり夜になると足がパンパンにむくんで苦しいくらいになっていました。


2016年1月1日、ひどいめまいに襲われて1日起き上がれない状態になりました。身体のむくみは内臓系の異常かと思いお正月明け「消化器内科」を受診。CT、MRI、心電図の検査をしました。(この時のCT検査は造影剤を静脈注射して撮影するCT検査で使用された「ヨード造影剤」が橋本病を悪化させた原因になりました)検査の結果、内臓には異常なし。ただ血圧とコレステロール値が異常に高い事がわかった為、血圧とコレステロールを下げる薬を処方され飲み続ける事に(甲状腺がしっかり機能しなくなるとコレステロール値が上がるらしい)そして毎日血圧を測って手帳に記録する事になりました。


2016年2月24日、夜TVを見ていたらなんとなく息苦しさを感じ鼓動も早い感じがしたので血圧を測ってみる事に。上151下82。動いていないのになぜこんなに血圧が高いのか不思議に思っていたらどんどん鼓動が激しくなり息が上がり手足先がしびれ動けなくなった。必死に夫に助けを求め救急搬送された。この時のこの症状は「パニック発作」的な事だった(ホルモンのバランスが崩れ自律神経に異常が起き始めていた)


2016年2月26日、身体のむくみ、自律神経の異常、生理不順、この条件から考えて「更年期障害」かもしれないと思い産婦人科を受診。医師は私を見てすぐに言いました。「甲状腺の病気かもしれないね」。甲状腺ってなんだろう?その時の私はそう思っていました。採血を済ませ検査結果が出たら連絡をくれるとの事で自宅へ戻りました。その間も動悸息切れめまいの症状に悩まされ寝る事さえままならない毎日を送っていました。


2016年2月29日、検査結果が出たと連絡があり産婦人科へ。「甲状腺機能低下症」あるいは「橋本病」の疑いがあると言われ内科の病院へ紹介状を書いてもらいそのままその病院へ。私は気管支喘息をもっているのですが、偶然にもその病気でお世話になっている病院で先生も顔見知り(笑)まだ橋本病だと確定できない状態でしたが「チラージンS50」を処方してもらい検査結果が出るまでの間3日間飲みました。飲んだ翌日から今までの不調が嘘のようになくなり夜も眠れるように。


2016年3月3日、「橋本病」確定。その時に橋本病はどんな病気なのか、発症の原因、これからの生活、薬の説明などいろいろ聞きました。聞いていくうちにしてはいけない事を何年もしづつけていた事に気が付きました。それから「チラージンS50」を毎日2錠づつ飲む事になりました。



こんな感じで現在に至るわけですが、甲状腺の病気は長い月日をかけて徐々に進行する病気だと知りました。免疫疾患による難病ですが特定疾患の指定もなく、40代以上の女性10人に1人が橋本病だという事も。そして私の場合「遺伝」が原因かもしれないと言う事なので娘達(3姉妹みんな成人済)にも検査を受けるよう言っています。今のところ長女がそうかもしれないとわかっています。


橋本病は薬を指示通りに飲み続けていれば普通に生活できるし、怖い病気ではないので今後は規則正しい生活を続け前向きに生きて行こうと思っています。

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