橋本病と生きています

2016年3月3日「橋本病(慢性甲状腺炎)」判明。診断されるまでの身体の状態とその後の生活を綴っています。現在更年期障害&橋本病とのダブルパンチな生活を送っています。

チラージン服用2ヶ月経過

橋本病と診断され処方されたチラージン(甲状腺ホルモン製剤)。

服用し始めてまだ2ヶ月くらいですがだいぶ体重が減りました。

約2ヶ月で10kgの減少です!まるでダイエットでもしてるみたいな感覚(笑)カロリーを採り過ぎないように食生活を見直したのと身体のむくみがとれた為だと思われますが、まだ若干むくみがあるので今後もう少し減る可能性はあります。

飲み始めてから5日くらいでめまいや吐き気に襲われたりもしました。副作用なのかと思い受診しましたが、そうではなく、チラージンは時間をかけてゆっくり効いてくるお薬らしいので体調不良はチラージンのせいではないと。効果が出始めるのは2週間を過ぎたあたりからだと…

結果、体調が落ち着き始めたのはつい最近です。

それまでは胸の圧迫感と吐き気がひどく、夜は眠れない、昼間は動けない日が続いたりしていたので仕事もままならず…ですが幸いな事に主人が経営する会社でパート事務員として働いているので具合が悪くて仕事が出来なくても生活には困らない。これに関しては本当に助かりました。


現在はチラージンS50(1錠)とS25(1錠)を毎日服用しています。

処方された当初の1ヶ月間はS50を2錠づつでしたが、先月の採血でTSH(甲状腺刺激ホルモン)が大幅減少し、FT4(サイロキシン(甲状腺ホルモン))が増え過ぎている事がわかりチラージンを減らし様子を見る事になりました。


甲状腺機能の検査チャートを保管しているので画像を載せますね。


一番最初の検査チャート↓

TSHの値があり得ない程高いです(笑)基準値を大幅に超えています。



そして、4月の検査チャート↓


今度はTSHが減り過ぎでFT4が上昇。

この結果によりチラージンを減らす事になりました。



チラージンの適量は個々により違うらしいので自分の身体にあった適量が決まるまでは毎月通院時に採血し経過を観察するとの事。採血するのは全く抵抗はありませんが…実は私若い頃から採血するのが一苦労で…血管が細いのか見えずらい、おまけに針を刺すと血管が逃げるらしく(笑)毎回看護師さんを泣かせてしまいます(笑)なのでプスプスと針跡が両腕にたくさん…

これが毎月なのです(笑)

最終的には手の甲から採る事になります。ここからの採血は少しづつしか採れないので時間がかかります。しかもかなり痛い!(それなら最初からそこにしてほしいってのが本音)身体のむくみがあるから余計にダメなんだと思うけどむくみが完全にとれたとしても血管の状態は変わらない(笑)


今月末にまた採血が待っています…一発で成功する事を祈るばかりです…

チラージンの適量は決まるのか!?

ちょっとワクワクしてます^^

発病のきっかけと発病までの経過

皆様、はじめましてm(__)m
私は「橋本病」です。
まず最初の記事は橋本病とはどんな病気なのか?とか、
私が橋本病と診断されるまでの経過などお伝えしようと思います。



橋本病(慢性甲状腺炎)は「遺伝」も大きく関係していると聞きました。
私は「遺伝」だと思われます。
3年前に肺炎からくる心不全で亡くなった母は多分橋本病だったのではないかと。
母はとても寒がりな人でした。夏でも半袖を着ている姿をあまり見かけなかった。
夜中に身体の震えが止まらなくなる事がしばしばありました。
そして全身がむくんでいて特に足のむくみは尋常ではなかった。
今になってみればそれが橋本病の症状だったと思います。
病院には通っていましたが(循環器系)多分甲状腺の検査はしていなかった為にわからないままだったのではないかと…


私の発病のきっかけは母の死なのではないかと思います。
橋本病の発病には「ストレス」「過労」もかかわっているらしい。
特に身内や配偶者の死はきっかけになりやすいとも。


最初に身体の異変を感じたのは2014年の春先あたりでした。
手の指先がなんとなくむくむようになった。私は普段手がとても冷たいのですが、手が温かくなると指先がむくんだりする事が若い頃からありました。だからきっとそれだろう、すぐに治まるだろうと思ってあまり気にしていませんでした。むくみの頻度がだんだん多くなっている中、趣味に没頭しはじめ寝る時間が遅くなるようになりました。毎日朝方4時過ぎに寝て9時頃に起きる日々が続きました。


2014年冬、風邪を引いた事をきっかけに「イソジン」でのうがいを日課にするようになりました。橋本病と診断されるまで毎日続けました。この「イソジン」の使用も発病の原因になりました。


2015年夏、身体のむくみが気になりだしました。その頃から体重も大幅に増え始めました。仕事柄、1日中椅子に座っているので運動不足が原因だと思い毎日軽い運動をはじめました。2ヶ月過ぎても体重は減らず益々増える一方。その頃から身体のだるさを感じ寝つきも目覚めも悪くなりはじめていました。よく眠れるように毎日お酒を飲むようになりました。その後も身体のむくみはどんどんひどくなり夜になると足がパンパンにむくんで苦しいくらいになっていました。


2016年1月1日、ひどいめまいに襲われて1日起き上がれない状態になりました。身体のむくみは内臓系の異常かと思いお正月明け「消化器内科」を受診。CT、MRI、心電図の検査をしました。(この時のCT検査は造影剤を静脈注射して撮影するCT検査で使用された「ヨード造影剤」が橋本病を悪化させた原因になりました)検査の結果、内臓には異常なし。ただ血圧とコレステロール値が異常に高い事がわかった為、血圧とコレステロールを下げる薬を処方され飲み続ける事に(甲状腺がしっかり機能しなくなるとコレステロール値が上がるらしい)そして毎日血圧を測って手帳に記録する事になりました。


2016年2月24日、夜TVを見ていたらなんとなく息苦しさを感じ鼓動も早い感じがしたので血圧を測ってみる事に。上151下82。動いていないのになぜこんなに血圧が高いのか不思議に思っていたらどんどん鼓動が激しくなり息が上がり手足先がしびれ動けなくなった。必死に夫に助けを求め救急搬送された。この時のこの症状は「パニック発作」的な事だった(ホルモンのバランスが崩れ自律神経に異常が起き始めていた)


2016年2月26日、身体のむくみ、自律神経の異常、生理不順、この条件から考えて「更年期障害」かもしれないと思い産婦人科を受診。医師は私を見てすぐに言いました。「甲状腺の病気かもしれないね」。甲状腺ってなんだろう?その時の私はそう思っていました。採血を済ませ検査結果が出たら連絡をくれるとの事で自宅へ戻りました。その間も動悸息切れめまいの症状に悩まされ寝る事さえままならない毎日を送っていました。


2016年2月29日、検査結果が出たと連絡があり産婦人科へ。「甲状腺機能低下症」あるいは「橋本病」の疑いがあると言われ内科の病院へ紹介状を書いてもらいそのままその病院へ。私は気管支喘息をもっているのですが、偶然にもその病気でお世話になっている病院で先生も顔見知り(笑)まだ橋本病だと確定できない状態でしたが「チラージンS50」を処方してもらい検査結果が出るまでの間3日間飲みました。飲んだ翌日から今までの不調が嘘のようになくなり夜も眠れるように。


2016年3月3日、「橋本病」確定。その時に橋本病はどんな病気なのか、発症の原因、これからの生活、薬の説明などいろいろ聞きました。聞いていくうちにしてはいけない事を何年もしづつけていた事に気が付きました。それから「チラージンS50」を毎日2錠づつ飲む事になりました。



こんな感じで現在に至るわけですが、甲状腺の病気は長い月日をかけて徐々に進行する病気だと知りました。免疫疾患による難病ですが特定疾患の指定もなく、40代以上の女性10人に1人が橋本病だという事も。そして私の場合「遺伝」が原因かもしれないと言う事なので娘達(3姉妹みんな成人済)にも検査を受けるよう言っています。今のところ長女がそうかもしれないとわかっています。


橋本病は薬を指示通りに飲み続けていれば普通に生活できるし、怖い病気ではないので今後は規則正しい生活を続け前向きに生きて行こうと思っています。